UGS・UAS・PGS・PAS
高圧受電の引込開閉器
高圧受電の引込み部には、開閉器が設けられます。開閉器には下記のような種類があります。
UGS・UAS
UGSは地中引込用ガス開閉器、UASは地中引込用気中開閉器のことで、地中引込みで高圧受電している需要家の引込み部分にあるピラーボックスという金属製の箱の中に設置されます。
UGSはSF6ガスで絶縁しており、UASは空気で絶縁しているため、UGSの方がコンパクトなサイズになります。一方で、SF6は温室効果ガスで、二酸化炭素の2万倍もの温室効果があるため、最近はUGSからUASに置き換えられています。
PGS・PAS
PGSは架空引込用ガス開閉器、 PASは架空引込用気中開閉器のことで、架空引込みで高圧受電している需要家の引込み部分にある電柱に設置されます。
UGS・UASと同様に、PGSはSF6ガスで絶縁しており、PASは空気で絶縁しているため、PGSの方がコンパクトなサイズになりますが、電柱上はあまりスペースの制約がないため、PASの方が多く使用されています。
SOG制御装置の動作
SOG制御装置とは
SOG制御装置とは、UGS等(UGS・UAS・PGS・PAS)を制御する装置です。下記の2つの動作をします。
SO動作
UGS等の2次側で短絡が発生したときの動作です。UGS等は遮断器ではなく開閉器であるため、短絡による大電流を遮断することはできません。そのため、UGS等の2次側で短絡が発生すると、UGS等は投入状態を維持し、上位となる電力会社の遮断器が開放されるのを待ちます。電力会社の遮断器が開放されると、短絡は除去されますので、UGS等は自動開放します。
電力会社の遮断器は自動再閉路という動作があり、遮断して数十秒後に自動投入されるようになっているため、短い停電時間で他の健全な需要家に再送電されるようになっています。
G動作
UGS等の2次側で地絡が発生したときの動作です。高圧の系統は非接地であるため、地絡電流は大電流とならず、UGS等で開閉することが可能です。地絡が発生するとUGS等は自動で開放します。
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