第2種電気主任技術者試験は1次試験と2次試験があります。1次はマークシート方式、2次は記述式になっています。マークシート以外の国家試験は初めてなので、記述試験対策を念頭に勉強を始めました。
使用した問題集は、
電験第2種模範解答集
電験二種二次試験の完全対策
の2冊です。
試験まで10ヶ月間、エネルギー管理士同様過去問題集+単語カードを使用しました。始めの8ヶ月は1次試験、2次試験の問題集を1年分ごとに交互にこなし、残り2ヶ月は1次試験問題のみをひたすら解きました。単語カードもエネルギー管理士の試験に比べ1.5倍くらいの厚さになりました。
電験2種はエネルギー管理士と違って、理解できない難しい問題は捨てる勇気が必要です。実際私は自動制御とラプラス変換を用いる問題はバッサリ捨て、まったく勉強しませんでした。資格試験は勉強が目的ではありません。資格を取得して、仕事をするのが目的なので、わからないところに時間をかけるより、わかりそうな問題を完璧にすることが大事です。
1次試験1回目で理論以外3課目合格しました。やはり計算が重要な理論を落としました。
翌年、1次試験2回目で理論合格、2次試験を受験しました。初の記述式試験でてこずりました。制限時間いっぱいまで、わからない問題でも関係しそうな公式を書いて、空白がないようにしました。
自己採点では44%程度正答でした。例年55%〜60%が合格ラインでしたので絶望的でした。
しかし、後日合格発表で自分の受験番号を発見、あまりのうれしさにふるえが起きたのを覚えています。2次試験は記述式なので部分点がもらえます。私も部分点のおかげで合格できたのだと思います。最終解答にたどり着かなくても空白を埋めることが必要です。
認定3種から苦節3年で、電験2種とエネルギー管理士を取得できました。
試験勉強中は共働きの妻にはかなり協力してもらい、苦労をかけました。家族の協力や応援が原動力になったことは言うまでもありません。