T 次の2問題(T-1、T-2)について解答せよ。
T-1 次の5設問のうち3設問を選んで解答せよ。(設問ごとに答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、それぞれ1枚にまとめよ。)
T-1-1 電力ケーブルに関する以下の問いに答えよ。
(1)6kVCV-T及び6kVCET/Fについて、和名の製品名称を述べるとともに、構造(材質)が分かる断面図を画き、そこに示された各部の機能(求められる条件)を説明せよ。
(2)EMケーブル(電線)について、その特徴と使用時の注意点を述べよ。
T-1-2 地震災害発生時に、非常電源は機能を確保しなければならない。非常電源設備を構築する観点から、地震対策上注意すべき箇所を5項目挙げ、そのうちの3項目について耐震処置の概要を述べよ。
T-1-3 太陽光発電について、以下の問いに答えよ。
(1)太陽電池のT-X特性又はP-X特性の概略を画きこの時性に影響を与える要因を2つ挙げ、その傾向(発電電力の大小への影響)を定性的に述べよ。
(2)商用電源と系統連系した太陽光発電システムのブロック図を画け。
(3)パワーコンディショナーの具備すべき機能を列挙せよ。
(4)このシステムでは、電気設備の技術基準からすると、電圧区分によってどのような接地を施す必要があるかを述べよ。
T-1-4 クランプ式電流計について、以下の聞いに答えよ。
(1)クランプ式電流計の長所を複数述べよ。
(2)代表的な種類のクランプ式電流計を1つ取り上げ、図を用いてその測定原理と特徴を述べよ。
(3)漏れ電流の測定に関する留意点を複数述べよ。
T-1-5 過電圧保護素子に関する以下の問いに答えよ。
(1)現在、高圧用避雷器では主として酸化亜鉛(ZnO)素子が使われているが、その主たる理由を3点述べよ。
(2)低圧用サージ保護装置では、ZnOを用いていないものもあるが、それらの例を2種類挙げよ。
(2)下記の左図で、避雷器端に発生する電圧Vaと流れる電流Iaは、右図に示す交点で与えられる。Vo=60kV、R=400Ω、避雷器の電圧一電流(X-T)特性がX=2000√I(Xの単位はボルト、Tの単位はアンペア)であるとした時、流れる電流Iaの値を求めよ。
T-2 次の3設問のうち1設問を選んで解答せよ。(答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、3枚にまとめよ。)
T-2-1 近年、住宅における省エネルギーと地球温暖化対策の立場からHEMS(Home Energy Management System)が注目されている。HEMSの意義と具体的な内容を述べ、課題を2点挙げてそれらに対する課題解決の展望を述べよ。
T-2-2 近年、世界的に500mを超える超高層建造物の建設が進められている。このような超高層建造物において、電気設備上重要と考えられる点を3つ挙げ、その解決策について述べよ。
T-2-3 大きな窓を持ち、床面からの天井の高さが2700mmの事務室空間の照明設備の設計を依頼されたとする。このとき、以下の各項目について、あなたか適切と考える選定(設定)条件を理由をつけて説明するとともに、注意事項について述べよ。
項目
(1)照度
(2)照明方式
(3)光源
(4)省エネルギー方策
(5)総合的光環境
省略