2x+3=0のように、未知の数が1つで、その未知の数の次数が1次である方程式を1元1次方程式といいます。
2x2+3x+1=0のように、未知の数が1つで、その未知の数の次数が2次である方程式を1元2次方程式といいます。
次数は、xは1次、x2は2次、x3は3次と数えます。
x2+x+1=3のように複数の次数が存在する場合、最高次数である2次になります。
未知の数を求めることを方程式を解くといいます。
1次方程式を解くには、未知の数を左辺へ、既知の数を右辺へ移します。
これを移項といいます。
<例1>
x-1=0という方程式の場合、
x-1=0
x=1
<例2>
2x+1=3x+4という方程式の場合、
2x+1=3x+4
2x-3x=4-1
-x=3
x=-3
2次方程式を解くには、因数分解によるものと、解の公式によるものがあります。
<例>
x2+(a+b)x+ab=0いう2次方程式の場合、
x2+(a+b)x+ab=0
(x+a)(x+b)=0
この等式が成立するためには、x+a=0もしくはx+b=0である必要があるため、
x=-aまたはx=-b
ax2+bx+c=0 ただしa≠0 という2次方程式の場合、
x={-b±√(b2-4ac)}/2a
という解の公式で求めることができます。
未知の数が2つある1次方程式が2つあると連立方程式といいます。
<例>
2x+3y=8
x+y=3
この連立方程式を解くには、代入法、加減法、等置法があります。
代入法とは、連立方程式の一方の方程式を1つの未知の数について解き、もう一方の方程式へ代入する方法です。
<例>
2x+3y=8 ・・・@
x+y=3 ・・・A
A式を変形すると
y=3-x ・・・B
B式を@式に代入すると
2x+3(3-x)=8
2x+9-3x=8
2x-3x=8-9
x=1 ・・・C
C式をA式に代入すると
1+y=3
y=3-1=2
よってx=1、y=2
加減法は、連立方程式を加減することによって2つの未知の数のうち一方を消去する方法です。
<例>
2x+3y=8 ・・・@
x+y=3 ・・・A
A式を3倍すると
3x+3y=9 ・・・B
B式-@式は
3x+3y-2x-3y=9-8
x=1 ・・・C
C式をA式に代入すると
1+y=3
y=3-1=2
よってx=1、y=2
等置法は、連立方程式の一方の式を1つの未知の数について解き、もう一方の方程式と等号で結ぶ方法です。
<例>
2x+3y=8 ・・・@
x+y=3 ・・・A
@式をyについて解くと
3y=8-2x
y=8/3-2x/3 ・・・B
A式をyについて解くと
y=3-x ・・・C
B式とC式は同じyでB式=C式となるので
8/3-2x/3=3-x
両辺を3倍すると
8-2x=9-3x
-2x+3x=9-8
x=1 ・・・D
D式をA式に代入すると
1+y=3
y=3-1=2
よってx=1、y=2