技術士とは、文部科学省の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術の高度な専門応用能力を必要とする事項について、計画・研究・設計・分析・試験・評価、またはこれらに関する指導業務を行うものをいいます。技術士は科学技術のコンサルタントです。技術に関する研究・開発・設計・評価の指導や相談、製品の品質や製造工程の効率改善、プロジェクト計画の策定や管理、事故の原因調査や損害査定などを行います。
「技術士」は、「技術士法」に基づいて行われる国家試験「技術士第二次試験」に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。
「技術士補」は同じく「技術士法」に基づく国家試験「技術士第一次試験」に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。技術士補は、技術士となるのに必要な技能を修習するため、技術士を補助することになっています。
技術士および技術士補は、技術者倫理を十分に守って業務を行うよう法律によって課されています。
技術士になるには、国家試験を受験し合格しなければなりません。
技術士補になるには、技術士1次試験に合格するか、認定された教育課程「大学その他の教育機関における課程であって科学技術に関するもののうち、その修了が第一次試験の合格と同等であるものとして文部科学大臣が指定したもの」を卒業することが必要です。