図1
図1は、ホイートストンブリッジの回路です。
Gは検流計といい、微小な電流の流れを検出することができる測定計器です。
可変抵抗R2を調整して、検流計を流れる電流を0[A]にすると、P点とQ点は同じ電位になります。
P点とQ点が同電位であるので、
R1I1=R3I2 ・・・@
R2I1=XI2 ・・・A
が成り立ちます。
よって、@式を変形して、
I1=R3I2/R1
これをA式に代入して、
R2R3I2/R1=XI2
両辺をI2で割って、
X=R2R3/R1 ・・・B
となりXが求められます。
このR1・R2・R3・Xの関係をブリッジの平衡条件といい、この原理を利用したブリッジをホイートストンブリッジといいます。
B式を変形すると、
R1X=R2R3
となり、図1を参照すると、向かい合う辺の抵抗を掛けたもの同士が等しくなるので、たすきがけと覚えることができます。