いきなり第2種電気主任技術者試験の勉強を始めてもキツイだろうと、まずは「電験2.5種」レベルと言われているエネルギー管理士(電気)を受験することにしました。
エネルギー管理士(電気)は試験の1年前から勉強に着手しました。
問題集は、
エネルギー管理士電気分野模範解答集
を使用しました。
勉強開始早々、電気数学の壁にぶち当たります。sin・cos・tan等の三角関数や微分積分、対数関数等々、学生時代以来久々に目にしてさっぱりわかりません。
まずは公式の暗記が必要だと思い、考えあぐねた挙句、単語カードを作ることにしました。自慢じゃないですけど学生時代は勉強嫌いで、単語カードなんて使ったこともありません。社会人になって使うとは思いもしませんでした。
数学公式はもちろん、電気の公式、法律等々なんでもかんでも暗記が必要なものはカードに記入しました。過去問題を解いてみて、覚えていない公式や単語が出てきたらその場で単語カードに記入するのです。問題集を1周やり終えるころには単語カード100枚2セットが出来ていました。
この単語カードは通勤の電車で毎日行きに1セット、帰りに1セット読みます。満員電車でも単語カードはわずかなスペースで勉強できるので便利です。そして毎日目を通していたので1ヶ月ですべて暗記できました。暗記した後も忘れないために毎日続けました。学生時代、単語カードを使っていたらどんなに優秀な学生になれただろうと思うくらいに暗記できることを、社会人になってから知るとは・・・
電車の中で単語カードを1回読み通したら今度は過去問題集の黙読です。計算問題は飛ばし、ひたすら文章問題を読むのです。これも1ヶ月もすれば、問題文の始めを読めばなにが質問になっているかが思い浮かぶほど頭に入ります。
計算問題は毎日夜1時間やりました。過去5年分を繰り返し解き続けます。ミスプリントしたコピー用紙を会社から持ち帰り、裏面を使用しました。5年分を8周やりました。計算方法が解答に載っていますが、自分の計算方法のセンスと合わない解答が結構あります。「こっちのほうがわかりやすいのに・・・」と思った場合は躊躇なく問題集の解答欄に記入します。無理に模範解答を覚えるより、答えがあっていれば解き易い計算方法を選択したほうが後々楽です。
結果的に1年間の勉強でエネルギー管理士(電気)は一発合格できました。
そして、エネルギー管理士(電気)合格発表後、間髪をいれずに電験2種の勉強を始めました。
旧制度エネルギー管理士熱又は電気をお持ちの方は、試験課目1に合格すれば新制度エネルギー管理士になれます。